No Lie-Sense、有頂天と次々と新作を発表。演劇活動と並行してミュージシャン・モードに突入したケラが、27年ぶりのソロアルバムを完成させた。父親がジャズミュージシャンだったことから、長年ジャズアルバムを出したかったというケラ。夢を叶えた本作は、戦前のジャズ歌謡やジプシージャズやクレズマーなど要素も取り入れて、ノスタルジックな雰囲気のなか持ち前のひねくれたポップセンスがキラリと光る。ケラのシアトリカルなヴォーカルもハマっていて、そのユーモアたっぷりの歌心はまさに21世紀のエノケンといった趣だ。

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