メタリカからベビーメタルまで、2016年絶対聴くべきメタルアルバム25選

レッド・ファング / Red Fang
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アメリカはポーランド発のストーナーロックバンド、レッド・ファング。Billboard 200で66位という高い評価がされた2013年の『ホエールズ・アンド・リーチズ』に続く、通算4作目となるニュー・アルバムのレコーディング準備が進められているが、彼らはライターズ・ブロックという言葉と全く関係がないようだ。というのも2015年の10月のインタビューでボーカル兼ギターのブライアン・ジャイルズは「時々俺は困るんだ。少なくとも100はある曲のアイデアから、必要なものを抜き出さないといけないから。」そして「俺たちには今、3枚のアルバム作るのに十分な曲がある。あとは俺たちが気に入った曲を選んで、それに打ち込むだけ。」と話していたのだ。レッド・ファングは2016年2月から、意外なことにニューメタルのビッグバンドとチームを組んできたロス・ロビンソンをプロデューサーに迎えてスタジオ入りする。この経験を楽しみにしているバンドメンバーたち。ドラムのジョン・シャーマンは「ロス・ロビンソンと制作できるチャンスって、クレージー。」そして「このことを話すだけで鳥肌がたつんだ。」と熱心に語ってくれた。


クロウバー / Crowbar
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2013年秋、クロウバーのヘヴィなギターリフの神、カーク・ウィンドスタインは、フィル・アンセルモ率いるスラッジメタルのスーパーグループ・ダウンから脱退し、大御所バンドであるクロウバーに専念することを発表した。その結果『シンメトリー・イン・ブラック』は、10年以上の中でクロウバー史上最高のアルバムとなり、ローリングストーン誌の2014年ベストメタルアルバムでも上位にくい込んだ。バンドは次作に向けて熱心に活動しており、ニュー・アルバムは苦渋に満ちたヘヴィなサウンドになることが予想される。「今年の目標は、ファンにクロウバー史上最高のアルバムを届けること!」そして「準備しとけ!!」とバンドは2016年1月1日にFacebookに投稿している。



トゥームズ / Tombs
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ニューヨーク・ブルックリン発のサイケデリックメタルバンド、トゥームズの全てのアルバムは、ダークで聴きごたえ抜群の2014年の『サベージ・ゴールド』に至るまで、着実により驚異的な出来栄えになってきている。2015年の夏バンドは、トワイライトとナクトミスティアム の作品で知られるブラック・メタルの大物ミュージシャン/プロデューサーのサンフォード・パーカーと一緒に、ニューヨークのウッドストックのAppleshead Studioでニュー・アルバムのレコーディングに励んだ。パーカーに参加と、ドラマーのチャーリー・シュミットのインスタグラムの動画から、2016年春リリース予定のニュー・アルバム『オール・エンパイアーズ・フォール』が、前作を超えることが明らかだ。


マグルーダーグラインド / Magrudergrind
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2015年にワシントンのリラプス・レコードと契約を結んだ、ブルックリンに拠点を置くグラインドコアなトリオ、マグルーダーグラインド。彼らの2009年2月12日のファーストアルバム以来初となるニュー・アルバム『II』に取り組んでいる。コンヴァージのカート・バローによってプロドュースされる『II』は噛みつきぶりたっぷりで、『リレントレス・ヘイトリッド』『ウォー・フォー・リソーシズ』『インカーセレーション・ステイト』が収録されている。アルバムの全15曲は、まさに最大級の言葉によるパニッシュメントだ。

Translation by Miori Aien

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