オノ・ヨーコ、大規模再発プロジェクトを始動

オノ・ヨーコがシークレットリー・カナディアンから、11月発売の3枚のアルバムを第一弾とし、全11枚のアルバムを再発する。(Photo by Roger Jones/Keystone Features/Getty Images)

オノ・ヨーコがレコードレーベル、シークレットリー・カナディアンとタッグを組み、68年から85年の間の全音楽作品を再発する。

オノ・ヨーコが、レコードレーベルのシークレットリー・カナディアンとタッグを組み、自身の68年から85年の間の全ての作品を再発する。11月11日には、『「未完成」作品第1番 トゥー・ヴァージンズ』(68年)、『「未完成」作品第2番 ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ』(69年)、『プラスティック・オノ・バンド(ヨーコの心)』(70年)の再発盤3枚がリースされる。

この再発プロジェクトでは、各アルバムの音源がリマスターされ、オリジナルのレコード盤パッケージ・デザインが再現されるという。また、今回のプロジェクトで初めて、オノ・ヨーコの作品がデジタル・ダウンロードでリリースされることになる。

11月11日発売予定のアルバム3枚には、オリジナル・アルバム未収録曲がボーナス・トラックとして収録される。『「未完成」作品第1番 トゥー・ヴァージンズ』には『ヨーコの心(Remember Love)』、『「未完成」作品第2番 ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ』には『風のある日に(Song for John)』と『マルベリー(Mulberry)』、『プラスティック・オノ・バンド(ヨーコの心)』には『ホワイ(Why)』のエクステンデッド・バージョンに加え、『オープン・ユア・ボックス(Open Your Box)』、『サムシング・モア・アブストラクト(Something More Abstract)』、『ザ・サウス・ウィンド(The South Wind)』がそれぞれ収録される。

最終的には、オノ・ヨーコの11枚のアルバムが数年の間に再発されるという。11枚のアルバムには、71年の『フライ』、ジョン・レノンが80年12月に逝去した後にレコーディングされた81年の『シーズン・オブ・グラス』、69年の『ウェディング・アルバム』が含まれている。再発第一弾の3作は、シークレットリー・カナディアンのホームページより先行予約が可能となっている。

オノ・ヨーコ/再発プロジェクト一覧

『「未完成」作品第1番 トゥー・ヴァージンズ』(68年)※
『「未完成」作品第2番 ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ』(69年)※
『プラスティック・オノ・バンド(ヨーコの心)』(70年)※
『フライ』(70年)
『無限の大宇宙』(73年)
『空間の感触』(73年)
『ストーリー』(74年収録、92年『オノボックス』の一部としてリリース)
『シーズン・オブ・グラス』(81年)
『イッツ・オーライト』(82年)
『スターピース』(85年)
『ウェディング・アルバム』(69年)

※11月11日発売

Translation by Miori Aien

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