シルベスター・スタローン、復員軍人担当としてトランプ政権入りか

芸術関連の担当としてトランプ政権入りを打診されたスタローン

シルベスター・スタローンは、ドナルド・トランプ次期政権からの芸術関連担当役への就任依頼を断り、復員軍人関連の役職を要望。

2016年12月18日(現地時間)、俳優で映画監督のシルベスター・スタローンは、ドナルド・トランプ次期政権から全米芸術基金の責任者への就任の打診を受けたが、受諾しない方向で検討していることを明らかにした。その代わりスタローンは、復員軍人関連の役職を要望したという。

「全米芸術基金の話は本当に光栄なことだった」と70歳のスタローンは述べている。12月9日(金)に共和党の関係者がスタローンに接触し、芸術関連の高官への就任を打診したことをトランプの顧問団が明らかにした。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙によれば、これはトランプ次期大統領からの正式なオファーではないという。

スタローンは、トランプ政権下で「復員軍人の就職先や住居探し、経済的支援を行いたい」と示唆した。さらに、復員軍人の必要としている支援について「自分であれば、より"効果的に"全国的な注目を集めることができる」と述べたという。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

大統領選挙期間中、スタローンは公式にトランプ支持を表明していた訳ではなかった。しかし約1年前、アメリカのエンターテイメント・マガジンであるバラエティ誌のインタヴューで、「俺はドナルド・トランプが好きだ。アーノルド・シュワルツェネッガーやベーブ・ルースのような英雄でも、彼らが政治の世界で国を動かせるかどうかはわからないけれどね」と述べている。

全米芸術基金は、1億5000万ドルの文化予算を割り当てられた国の機関である。またこの機関のプロジェクトは物議を醸し、ここ数年は共和党から非難の的となってきた。トランプの芸術支援や教育に対する政策路線は今なお不透明である。

2016年3月、トランプはリベラルアーツの重要性をワシントン・ポスト紙に語っている。「クリティカル・シンキングのスキルや、読み書きや計算の基本的な能力は常に、経済的な成功の鍵となる。文学や芸術などのホリスティック教育は、善良な人間形成にとって重要である」。

Translation by Smokva Tokyo

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