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闇をくぐり抜けた「今」のLUNA SEAが描く新ビジョン

Joe Yokomizo | 2017/12/31 08:00

| 2017年12月23日(土)、さいたまスーパーアリーナのステージに立つLUNA SEA(Photo = LUNA SEA Inc.) |


「Hold You Down」の後に演奏されたニューアルバムからの2曲「Brand New Days」「誓い文」も同じく多幸感に溢れ、LUNA SEAが新しく扉を開けたユートピアを表す曲に感じた。そしてこの3曲が、この日集まったオーディエンスへのいちばんホットなクリスマスプレゼントだったのかもしれない。中盤は、SUGIZOがバイオリンを弾き、RYUICHIとINORANがアコースティック・ギターを弾いた「I’ll Stay With You」など、バラード曲が核をなした。ちなみにLUNA SEAのバラード曲をライブで聴くとINORANの弾く唯一無二のアルペジオがこのバンドの大きな核になっていることを再認識できる。さらに、激しくそして聴くものを幸せにする真矢のドラムソロ、Triggerとして存在しつづけるJの挑発的なベースソロをはさみライヴは後半へ。

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J(Photo = LUNA SEA Inc.)

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真矢(Photo = LUNA SEA Inc.)

セットリストを見ていただければわかるとおり、後半は代表曲が並び、オーディエンスは興奮と幸せの頂点に達し「WISH」で本編の幕は閉じた。

アンコールが始まるまでの間、真っ暗な客席で1人、また1人とスマホのライトを灯していく。さらに「きよしこの夜」が誰からとなく歌い始められた。その歌声はいつしか大きな一つのものとなり、会場にこだましている。メンバーがステージに戻ってきて、その景色を眺めている。会場に広がった無数の明かりと歌声こそ、LUNA SEAとSLAVEがともに闇をくぐり抜けて手にしたユートピアなのだと思った。その景色をスマホで写真に収めたが、写真にはうまく写らなかったが、確かにそこに存在するユートピアを感じたし、その景色はデビューから25年の歳月がLUNA SEAにとってもSLAVEにとっても素晴らしかったことを証明するには十分だった。

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