ジョンとヨーコのヌード表紙、米大統領選取材など、RS誌にまつわる10の真実

Rolling Stone | 2018/01/08 13:00

| Bettmann / Getty Images |

新参者の雑誌からロックンロールのバイブルへと成長したローリングストーン誌を追った新たなドキュメンタリー映画が、米HBOで制作された。

『Rolling Stone: Stories From the Edge』で監督を務めたアレックス・ギブニーとブレア・フォスターは、歴史的なパフォーマンスの映像、アイス-Tをはじめとするアーティストや、ビル・クリントンら大統領のインタヴュー、伝説的ジャーナリストのハンター・S・トンプソンを演じたジョニー・デップの特集記事など、同誌の歴史に残る重要なアーカイブの数々をつなぎ合わせ、一つのドキュメンタリー映画として仕上げた。同ドキュメンタリーでは、ローリングストーン誌の歴史を年ごとにただ追うのではなく、1972年のハンター・S・トンプソンによる大統領候補ジョージ・マクガヴァンへの密着取材から、3年後のパティ・ハースト特集記事へというように、同誌の歴史上の重大事が次から次へと展開する。以下に、ドキュメンタリーで明かされる数々の真実の中から、同誌にまつわる10のエピソードを紹介しよう。

1.創刊のきっかけは、当時軽視されていたとある芸術に正当な評価を与えるため

今ではとても考えられないことだが、ヤン・ウェナーがローリングストーン誌を創刊した1967年当時、ポピュラー音楽を真面目に取り上げる出版物など、ほとんどなかった。「ロックンロールは、とてつもない変化を遂げたものの典型例で、今も、そしてこれからも変わり続ける」と若きウェナーは、テレビのインタビューで明言している。「これまではロックンロールを取り上げられるべき形で取り上げ、扱われるべき方法で扱っている出版物が一つもなかった」

2. ジョン・レノンとオノ・ヨーコの裸の姿が、無名だったローリングストーン誌に対する注目度を高めた


Annie Leibovitz

1968年、ジョン・レノンとオノ・ヨーコは、アルバム『トゥー・ヴァージンズ(原題:Unfinished Music No. 1: Two Virgins)』のアートワーク用に、自分たちのヌード写真を使うことを決めた。レノンとしては、有名になった引き換えに常に好奇の目に晒されることへの反抗のつもりだった。「僕のような人間はいつでも、“何かあいつの秘密を暴いてやろう”という人々に監視されている。“今何をしているんだろう?”とか“トイレへ行くのか?”“食事はするんだろうか?”という感じさ。それで言ってやろうと思ったんだ。“俺たちのありのままを見ろ”ってね」

アルバム・カバーは即座に発禁となった。ローリングストーン誌はこれをチャンスと見てレノンに手紙を送り、問題となっているカバーのオリジナル写真を掲載する許可を得た。「とにかく、我々が世間の注目を集めた初めての出来事だった」とウェナーは振り返る。「サンフランシスコ・クロニクル紙は“ビートルのヌードがサンフランシスコを危険に晒す”との見出しの記事を掲載した。私はこれですべてを悟った。有名人のペニスを掲載すれば、世界中から人々が殺到するということをね」
Translation by Smokva Tokyo

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