ショーン・ペン、トランプに激怒「彼は人類の敵」

DANIEL KREPS | 2018/01/19 12:35

| ショーン・ペンは自らの署名記事で、ドナルド・トランプを「人類、国家の敵だ」と痛烈に批判した(Photo by Emma McIntyre/Getty Images) |

俳優のショーン・ペンはタイム誌に寄せた自らの署名記事の中で、ドナルド・トランプ米大統領は「人類、慈悲心、国家の敵だ」と痛烈に批判した。記事中でペンは、トランプがアフリカの国々や大地震の被害に遭ったハイチを「汚い国」と表現したことを取り上げた。それらは、ペンが人道支援活動で援助してきた国々でもある。

ペンはまず、2010年1月12日に発生したハイチ地震に際し、当時のバラク・オバマ大統領が2万2000人規模の部隊を派遣したことを評価した。ハイチ地震8周年を特集した署名記事でペンは、ハイチに対するこれまでの支援活動と、この島国が今なお苦しむ問題について詳しく語っている。

「地震のあったこの日、私たちは、被害に遭った人々の思いやり、勇気、喪失感、苦難、勇姿に想いを寄せなければならない。私たちは、脱することのできた貧困、回避できたはずのコレラ、さらに大型ハリケーン・マシューの犠牲になった人々に哀悼の意を表さなければならない。私たちは、被害に苦しむ美しい島国を支援する思いやりを持つ米国を忘れてはいけない。ハイチの人々は米国を応援し、愛してくれた」とペンは書いている。「ところが私たち米国民は、国のことを口の達者なセールスマンに与えられた贈り物としか考えていない男に、無理やり注目させられてきた」

ペンのトランプに対する攻撃は止まらない。「トランプは、米国をわずかひと握りの有権者の奴隷にしようとしている。トランプは、“米国人の生活は、自分たちの祖先や先人の信念や犠牲の上に成り立っているのでなく、むしろ祖先や先人の痛みや怒り、恐れに基づいている”という考え方を、それら少数の有権者に擦り込んでいる」

「アフリカ、エル・サルバドル、ハイチの素晴らしい人々に対するドナルド・トランプ大統領の言葉は、単なる無神経さやナショナリズムをはるかに超えた酷いもの。その道徳観は恥というだけでは言い足りない」とペンは、タイム誌の署名記事で書いている。

「私たちの現在抱える軋轢の解決手段は、ホワイトハウスにはない。私たちの選んだ現大統領が、おそらく米国の歴史上初めて、慈悲の心を持たない人間だということを知ることで、私たちの間に一体感が生まれるだろう。私たちは、ドナルド・トランプ大統領が米国民、共和党、民主党、無所属、そしてすべての新生児たちの敵、つまり人類の敵であるということを私たちが認識することで、自国民だけでなく、アフリカ、エル・サルバドル、ハイチ、メキシコ、中東などの人々と広く団結することができるのだ。彼は本当に国の敵だ」

Translation by Smokva Tokyo

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