NBAのスーパールーキー、カイル・クズマに直撃インタビュー

ー自由な時間には何をして過ごしていましたか?

クズマ 何と言ってもユタだからね、できることは限られてたよ。だから休みの日でも、友達やチームメイトたちと一緒にバスケしてた。他には……うーん、正直思い浮かばないな。あまりすることがなかったってことだよ。そういう意味じゃ、何かにフォーカスするにはすごくいい場所だと思う。あそこでバスケ漬けの日々を過ごしたことで、僕は選手として、そして人間としても成長することができたって感じているんだ。

ーあなたはNBA選手になっていなかったらコメンテーターになっていたと発言しています。お気に入りのコメンテーターは?

クズマ NBAに限って言えば、僕のお気に入りはESPNのドリス・バークかな。彼女のコメントはとてもカラフルで、バスケットを深く理解していると思う。洞察力にも優れているし、いつもテレビの前で楽しませてもらっているんだ。

何でもそうだけど、バランスが大切だと思うんだ。一般的なファンなら、バスケのことを深く理解している人は少ないと思う。彼らにとってはエンターテインメントだからね。そういう意味じゃビル・ウォルトンもいいと思う。彼は鋭いコメントを連発しつつも、時々関係のないトピックを持ち出したりして、視聴者を飽きさせないんだ。


トヨタセンターで行われたロサンゼルス・レイカーズ対ヒューストン・ロケッツ戦でのカイル・クズマ。2017年12月20日、テキサス州ヒューストンにて (Photo by Bob Levey/Getty Images)

ークズマニアのTシャツを考案したのは誰なんでしょう?

クズマ あのシャツはファンの希望を叶えるためのものだよ。彼らの声を聞いて、僕らはTシャツを製品化することにしたんだ。グッズで金儲けする人は少なくないけど、あれは27ドルっていうリーズナブルな値段になってる。僕がドラフト27位で入団したことにちなんだ数字さ。あのTシャツはファンに対する感謝の証なんだ。

ーあなたの友人であり、自身のブランドBig Baller Brandを運営するロンゾからの影響はあったと思いますか?

クズマ いや、そうは思わないな。彼とつるんでいると、ビジネスの世界が甘くないんだってことがよくわかるし、僕はそういうタイプじゃないから。僕はただチームが出してくれた案に賛同しただけだよ。でもファンがすごく喜んでくれて、結果的にみんなが得をしたことはうれしく思ってるよ。



Translated by Masaaki Yoshida

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