メタル界の帝王・スレイヤーの世界ツアーに独占潜入、写真で見る狂宴の舞台裏

Koury Angelo for Rolling Stone

2018年5月、スレイヤーのファイナル・ワールド・ツアーが北米でスタートした。ツアー2本目の米カリフォルニア州アーバインのファイヴポイント・アンフィシアターでの公演にローリングストーン誌が密着。バックステージ、オンステージ、ピットの中まで、あらゆる場所での撮影許可をもらった。

我々が目にしたのは、この日のオープニングのラム・オブ・ゴッド、アンスラックス、ベヒーモス、テスタメント。熱狂するファンたち。スレイヤーの出番直前の儀式。ギグ中の真剣なメンバーの表情。今回のライブで演奏されるセットリストはバンドのキャリアを網羅したものだ。ファン垂涎の「Angel of Death」、「Raining Blood」、「South of Heaven」、「War Ensemble」を含む多数の曲を演奏し、途中で『Divine Intervention』収録の「Dittohead」、『Seasons in the Abyss’』収録の「Blood Red」というサプライズまで登場。言わずもがなだが、曲が進むにつれて、興奮したファンの群れはトランス状態になっていく。画面をスクロールして、興奮の坩堝と化した模様をご覧あれ。


Koury Angelo for Rolling Stone

少年もヘッドバンギング

あらゆる世代のファンがこの日のメタル・マラソンを目撃するために朝早くから集結した。ラム・オブ・ゴッド、アンスラックス、ベヒーモス、テスタメントの4バンドがスレイヤー一筋の筋金入りファンの前で前座を務めた。


Koury Angelo for Rolling Stone

アンスラックスが観客を煽る
今回のツアーでスレイヤーをサポートするバンドの一つがアンスラックス。スレイヤー、メタリカ、メガデスと並びスラッシュ・メタル四天王と呼ばれているバンドだ。クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ・ツアー、アメリカン・カーネイジ・ツアーの後半戦、ヨーロピアン・カーネイジ・ツアー、四天王ツアーと、これまでアンスラックスはスレイヤーと何度もツアーを行っている。この写真ではフロントマンのジョーイ・ベラドナがファンに向かって「Caught in a Mosh」(モッシュに揉まれろ)と煽っている。


Koury Angelo for Rolling Stone

アンスラックス、熱狂の後
ステージを終えたアンスラックスのギタリスト、ジョン・ドネイズとスコット・イアン、ドラマーのチャーリー・ベナンテ。会場を盛り上げるだけ盛り上げた後、汗を拭うためにバックステージに向かう。

Translated by Miki Nakayama

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