友人が明かすアレサ・フランクリンの“重篤な状態”

“重篤な状態”にあるとされるアレサ・フランクリン。(Photo by Nicholas Hunt/WireImage)

“重篤な状態”にあるとされるアレサ・フランクリン。デトロイトにいるクイーン・オブ・ソウルのもとへ家族や友人が駆けつけている、と複数のメディアが伝えている。

クイーン・オブ・ソウルが“重篤な状態”にあると伝えられている。デトロイトにいるクイーン・オブ・ソウルのもとへ、彼女の家族や友人らが駆けつけているという。

第一報は米国時間2018年8月12日夜、Showbiz 411が伝えた。また、同年2月にフランクリンが近々引退するとの速報を伝えたデトロイトのニュースキャスター、エヴロード・キャシミーによると、フランクリンの家族が13日、「フランクリンは“重篤な状態”にある」と彼に明かしたという。

「とても悲しい話だが、私の親友でクイーン・オブ・ソウルと呼ばれるアレサ・フランクリンが危篤状態にある」とキャシミーはツイートしている。「彼女の家族が今朝私に語ったところによると、重篤な状態のようだ。家族の承諾を得たので、詳細は追って伝える」

デトロイト・ニュースが伝えたところによると、ラジオ番組の司会者トム・ジョイナーも8月13日に同様の内容を伝え、さらにフランクリンはこの1週間、ホスピスケアを受けていたことを明かした。AP通信もまた、フランクリンの近親者の話として、シンガーが“深刻な病状”にあることを伝えた。

フランクリンの代理人は今のところコメントを出していない。

2018年3月、フランクリンは、ドクターストップにより予定されていたツアーをキャンセルした。医師は「ツアーを中止し、少なくとも2か月間は完全静養するよう」勧めたという。その段階でフランクリンの病状は伝えられていなかった。キャンセルされたライヴの中には、ニューオーリンズのジャズフェストや、彼女の76回目の誕生日を祝う3月25日のニュージャージー州ニューアークでのショーも含まれた。

フランクリンが最後にステージに上がったのは、2017年11月に行われたエルトンジョンが毎年開催しているエイズ財団のガラ・コンサートだった。2018年の初めにフランクリンは、同年中にツアーを引退することを明かしていた。ただ、デトロイトの名を冠したナイトクラブを所有する計画があり、時々はパフォーマンスしたいとも述べていた。

「今年私は引退しようと思う。レコーディングは続けるわ。でもコンサートは今年が最後。とうとうその時が来たの」とフランクリンは、キャシミーに語った。フランクリンはまた、スティービー・ワンダーのプロデュースによるアルバム製作の計画も発表していた。

2010年、フランクリンが医療処置を受けるために一連のコンサートをキャンセルした際、彼女は膵臓がんの闘病中であるとの噂が流れた。後に彼女はその噂を否定し、ある腫瘍の除去手術を受けたことを明かしている。

フランクリンは、ローリングストーン誌が選ぶ『史上最も偉大な100人のシンガー』に名を連ね、さらに1987年には女性として初めてロックの殿堂入りを果たしている。

Translated by Smokva Tokyo

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