トム・ヨークが手がけた『サスペリア』リメイク版のサントラから、「Suspirium」の音源が公開

『サスペリア(原題)』リメイク版のサントラにしてニュー・アルバムとなる『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』を発表したトム・ヨーク(Photo by Greg Williams)

巨匠ダリオ・アルジェント監督の傑作ホラーを、『君の名前で僕を呼んで』で注目を集めたルカ・グァダニーノがリメイクし、レディオヘッドのトム・ヨークが音楽を手がけることもすでに大きな話題となっている名作『サスペリア(原題)』リメイク版。そのサントラにしてトムのニュー・アルバムとなる『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』が10月26日にリリースされることが決定した。

トム・ヨークが書き下ろした25の楽曲を収録した『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』には、インストゥルメンタル曲のみならず、「Unmade」、「Has Ended」、そして今回1stシングルとして公開された「Suspirium」といったトム・ヨークのヴォーカルがフィーチャーされた楽曲も含まれるとのこと。



ホラー映画のための音楽制作は、トムに新たな挑戦と機会をもたらした。『サスペリア』は彼の今までのどのような作品とも一線を画す。ピアノ/ヴォーカルのバラード、1977年のベルリンという映画の設定にインスピレーションを受けたクラウトロック風なモジュラーシンセ曲、多層からなるヴォーカル、あるいは恐怖、憧れ、哀愁を伝えるメロディーが組み合わさり、混沌的かつまとまりのある音楽の呪文が生まれている。

本作ではトム・ヨークが作曲とアレンジを担当し、レコーディングとプロデュースは、トム・ヨークとサム・ペッツ・デイビーズが共同で行った。さらにアルバムには、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラと聖歌隊がフィーチャーされている。またトムの息子であるノア・ヨークが「Has Ended」と「Volk」でドラムを、パーシャ・マンスロブが「Suspirium」でフルート・ソロを演奏しているという。

ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツらが出演する映画『サスペリア(原題)』は、2019年1月にTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。



<リリース情報>

トム・ヨーク 『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』

トム・ヨーク
『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』
発売日:2018年10月26日(金)
XL RECORDINGS / BEAT RECORDS
国内盤2CD:XL936CDJP ¥2,750 / 高音質UHQCD / 解説書・歌詞対訳封入
国内盤2CD+Tシャツ:XL936MXJP ¥6,250

=収録曲=

CD1
1.A Storm That Took Everything
2.The Hooks
3.Suspirium
4.Belongings Thrown in a River
5.Has Ended
6.Klemperer Walks
7.Open Again
8.Sabbath Incantation
9.The Inevitable Pull
10.Olga’s Destruction (Volk tape)
11.The conjuring of Anke
12.A light green
13.Unmade
14.The Jumps

CD2
1.Volk
2.The Universe is Indifferent
3.The Balance of Things
4.A Soft Hand Across your Face
5.Suspirium Finale
6.A Choir of One
7.Synthesizer Speaks
8.The Room of Compartments
9.An Audition
10.Voiceless Terror
11.The Epilogue

Rolling Stone Japan 編集部

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