チャンス・ザ・ラッパーとカニエ・ウェストとのコラボレーションがついに実現か?

(Photo by Kevin Winter/Getty Images for Coachella)

チャンス・ザ・ラッパーがInstagramに投稿されたコメントで、カニエ・ウェストとのコラボアルバムの噂が再燃した。

米国時間、23(日)にチャンス・ザ・ラッパーがInstagramに挙げた投稿は、ピンクのバックに大きく黒文字でたった3ワード、「Good Ass Job」。カニエ・ウェストの長年のファンにとっては、この3ワードは特別かつ懐かしい響きを持つ。というのも、ウェストがその昔4枚目のアルバムのタイトルになると約束していたのが、この3ワードなのだ。シカゴ出身のウェストは2003年のMTV Newsとのインタビューで、「3枚目のアルバムのタイトルは『グラデュエーション』。4枚目は『Good-Ash Job』になるだろう」と公言していた。















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だがこのタイトルは一度も使わてこなかった。婚約解消と最愛の母ドンダ・ウェストの死を乗り越えてレコーディングされた4枚目のアルバムは、洗練された『808s & ハートブレイク』と名付けられた。ウェストはその後、タイトル問題について語ることはなかった。『グラデュエーション』以降リリースされた5枚のアルバムのタイトルはどれも異なっており、2016年5月にチャンス・ザ・ラッパーが敬愛するウェストとのコラボレーションを仄めかすまで、『Good Ass Job』の存在は忘れられていた。

「僕らが一緒にやろうとしていることは、『Good Ass Job』って呼ばれてるプロジェクトなんだ」2016年、チャンスはオンラインラジオBeats 1でゼイン・ロウに語っている。「もうずいぶん前から話し合ってきた。これまで一緒に仕事してきたのはすべて、このプロジェクトの一部に使われることになるだろう」 この発言の前に、チャンスはウェストの『The Life of Pablo』の1曲目、「Ultralight Beam」のフレーズを何度も繰り返していた。もっともこの時は、自らのソロプロジェクトの予告をするためでもあった。「ウェストが『チャンス3』でgood ass job(いい仕事)しようぜって言ってきたんだ」 このgood ass jobというフレーズは、2001年初期にカニエがRhymefestの曲「Good Ass Job」でプロデュースとラップを担当して以来、仲間内では決まり文句となっていた。

今年9月、チャンスはラジオ局Power 106の「ザ・テッド・クルス・ショウ」とのインタビューで、またもやコラボレーションの話を持ち出した。

「『Good Ass Job』は俺にとって、ずっと夢だったんだ。俺はシカゴ出身だろ、だから大のカニエ・ファンなんだ。昔はよく、YouTubeに上がってるビデオやインタビューを全部チェックしてたものさ。大昔にウェストが言ってたことを思い出すよ。『まずカレッジ・ドロップアウト(大学中退)して、その後レイト・レジストレーション(再入学)、それでようやくグラデュエーション(卒業)。めでたく卒業したら、後は社会に出てgood ass job(いい仕事)にありつくんだ』ってね」

ウェストはTV局Fox32に対し、現在シカゴでチャンスと新プロジェクトに取り掛かっていることを明らかにした。いまだ未使用のアルバムタイトルがついに日の目を見るのか、今後の動向に注目だ。チャンス・ザ・ラッパー側にコメントを求めたが、返答は得られなかった。

Translated by Akiko Kato

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