バーブラ・ストライサンド、ジョン・レノンのカヴァーも含む最新作『Walls』を12月にリリース

2005年以来となるオリジナル楽曲を中心としたアルバム『Walls』を12月にリリースするバーブラ・ストライサンド(Photo by PRESS)

6ディケイド(10年ごとに通算6度)でアルバム1位を獲得した音楽史上唯一のアーティストであるバーブラ・ストライサンドが、12月26日(輸入盤は11月2日)に最新アルバム『Walls』をリリース。同作は、ドナルド・トランプ大統領を批判した内容が話題となっている「嘘をつかないで!」を含む、2005年以来となるオリジナル楽曲を中心としたアルバムとなる。

バーブラ・ストライサンドの新作『Walls』は、彼女の作品としては初めて社会的テーマをコンセプトとしている。その心に訴える作品内容の前触れのような「嘘をつかないで!」の並々ならぬ熱い想いを込めた歌をはじめとして、バーブラ自身が生涯に渡って信条とし、語り続け、奮闘してきた理念と価値観を伝えるものとなった。



アカデミー賞受賞歴のあるソングライターとしてバーブラ自身が共作しているオリジナル曲3曲の他、『Walls』には彼女にとって大事なテーマを探求する歌を収録。バーブラは数多い名カバーが生まれている、ジョン・レノン作の「イマジン」とルイ・アームストロングの歌で知られる「この素晴らしき世界」をメドレーで披露し、そしてバカラック/デヴィッドのポップ・スタンダード「世界は愛を求めている」といった名作も取り上げ、新たな解釈を加えている。最後から2曲目にバーブラが歌う歌は実にタイムリーな「テイク・ケア・オブ・ディス・ハウス」という曲で、偉大なる作曲家であるレナード・バーンスタインと作詞家のアラン・ジェイ・ラーナーの共作曲である。

『Walls』に向けて最初に彼女が書いた曲である「ワッツ・オン・マイ・マインド」、そして「嘘をつかないで!」と「レイン・ウィル・フォール」はどれも彼女が信じて止まない核心問題に触れている。バーブラの心揺さぶるテーマを支えるのは、彼女とプロデュースとアレンジを共同で行っているウォルター・アファナシェフ、ジョン・シャンクス、デヴィッド・フォスターのグラミー年間最優秀プロデューサー賞受章者たちとソングライター殿堂入りを果たしているデズモンド・チャイルドら。バーブラの狙いは作品を象徴するタイトル・トラックの「Walls」でも伝わってくる。バーブラの共作者として敬愛されるアラン&マリリン・バーグマンらが特別に本作のために歌詞を書き下ろしている点にも注目だ。



<リリース情報>

バーブラ・ストライサンド 『Walls』

バーブラ・ストライサンド
『Walls』
発売日:2018年12月26日(水)
価格:¥2,400+税
解説・歌詞・対訳付

=収録曲=
1. ワッツ・オン・マイ・マインド
2. 嘘をつかないで!
3. イマジン/この素晴らしき世界
4. Walls
5. レディ・リバティ
6. 世界は愛を求めている
7. ベター・エンジェルズ
8. ラヴズ・ネヴァー・ロング
9. レイン・ウィル・フォール
10. テイク・ケア・オブ・ディス・ハウス
11. 幸せの日は再び

Rolling Stone Japan 編集部

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