かつてナンバーガールやスーパーカーに憧れた10代の少年少女も、気づけば20代半ばを迎え、シーンの中軸を担う存在になっていた。そんな中、改めて自らのアイデンティティを確認するため、「公開プリプロ」と位置付けた2枚のミニ・アルバムを経て届いた本作で、彼らは確かに新しい朝にたどり着いている。大きなシフト・チェンジはせず、ビートの強靭さ、音色の豊かさ、メロディと言葉の相互作用を徹底的にビルドアップ。彼ららしさはそのままに、はっきりと一皮剥けていることが素晴らしい。

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