カントリー・ミュージックも、自由貿易の時代になってきた。スウェーデンのふたりの姉妹が、昔ながらのハーモニーでグラム・パーソンズとエミルー・ハリスについて歌ったラブソングの「エミールウ」を聴いてほしい。ジョアンナとクララ・ソダーバーグは、心からのインディ・ロッカーだ。彼女たちは本作をブライト・アイズのマイク・モギスと一緒にオマハで録音し、「キング・オブ・ザ・ワールド」では、コナー・オバーストがグラム・パーソンズ役を演じている。曲によってスタイルは様々だが、その歌声がジャンルの境界を飛び越える。あなたは今年、これ以上に美しく歌われたレコードを聴くことはないだろう。

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