このタイトル。リード・トラックは「鬼」。妊娠・出産による長期休業中に一体何があったのかと余計な勘繰りをしてしまったのは自分だけではないはずだが、果たして1年半ぶりに届けられた新作は……こちらの想像の斜め上を行くものだった。プログレッシヴですらあるアレンジと、感情剥き出しの歌声。かろうじてポップスにとどまってはいるが、愛読しているという横溝正史の世界にも通じる、凄みを感じさせる怪作だ。

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