SONGISM

Rolling Stone Japan 編集部 ｜2012/08/10 00:00

虫博士なる人物がヴォーカルを務めるミステリアスなバンドの初作。劇的なまでにすっとぼけていて、シュールで、ハイセンスな歌詞世界で、ヴォーカルは途轍もなく下手。しかしバックの演奏はかなり達者で、音楽的にはスカム昭和歌謡とでも言うべきか、ともかくクエスチョンマークばかりが浮かぶポップスを奏でている。聴く人を激しく選ぶだろうが、ハマる人にとっては人生でかけがえのない存在になるだろう……たぶん。

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