ダイアー・ストレイツのメンバーによるソロ8作目のハイライトとなる「レッドバッド・トゥリー」は、100年前に書かれていてもおかしくない楽曲だ。しかしながら、現在の生態系危機を考えると、輝かしいフィンガーピッキングでのストラト・ギター演奏で飾られたこの環境保護主義のフォークの珠玉は、時代を先読みしたモダンな曲に感じられる。なめし革のような声は80年代の絶頂期からほとんど変わらない。

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