オラキュラー・スペクタキュラー

08年のUSインディ・ロック・シーンを象徴するような新人アーティストの登場だ。アーケイド・ファイア以降のオーケストラル・ポップ的な祝祭感、フレーミング・リップスにも通じる極彩色のサイケデリアを、徒手空拳で鳴らしてしまう存在感、それがMGMT。曲の構成はヒネくれてるし遊び心は満載なのだが、ひとつひとつのメロディが強烈にポップ。だから耳を奪われる。ニューヨーク・ブルックリンの芸術大学を出たアンドリュー・ウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーが作り出す“幻惑”の世界は、かなりの中毒性がある。サマソニ出演も楽しみ。

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