エレクトロ・ブルーズ・ナンバー「フローティング」がラカンターズにライヴ・カヴァーされたことでも注目を集めた、ダブリン出身のジェイプことリチャード・イーガンの3作目。70年代のシンガー・ソングライター的なフォーク調のメロディと、柔らかで温かみのあるエレクトロニクスを融合させた独自のサウンドスケープは、どこか夢見心地でユーモラス。全体的な印象はポップだが、一筋縄ではいかないヒネくれた感覚も共存しており、それが何とも言えない中毒性を本作に与えている。

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