ナターシャ・カーンの最もセクシーで最も薄気味悪いアルバムは、そのジャケットから始まる。裸になったこのシンガーが、ねじれた裸の男を背負っている。こういった感情の隠喩に加え、“彼の口の中の傷を私はなめる”と彼女は震えるシンセに合わせて「ア・ウォール」でささやく。「ローラ」と「マリリン」に登場する女子も、同様に傷ついている。英国人らしいエッセンスを漂わせる雰囲気のある一枚。

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