キャプテン・ファンタスティック+3

エルトン・ジョンにはたくさんの顔がある。主役を支えるサイドマン、いろんなコラボレーションを楽しむセッションマン、その一方で綿々と続いて来たソロ名義でのリリース。これまでの彼の歩みを振り返った時、70年代がひとつのピークだろう。 『キャプテン・ファンタスティック』(75年)では、酷い髪形をしたエルトンと作詞家のバーニー・トーピンの写真を載せた愉快なスクラップブックがレコードの付録となっていて、当時話題を集めた。今回リリースされた『キャプテン~』の再発盤には、そのスクラップブックがCDサイズのミニチュア版で復刻されている。そのなかには当時の広告の見出し、“警告! 68年のエルトン・ジョンは才能溢れる期待の新人だ”というものがあったり、60年代ポップの帝王だったバーニーの証言が寄せられていたりする。

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