2010年限定のペイヴメント再結成後、初となる新作ソロが登場。プロデュースはなんとベック。基本路線はほぼ不変だが、かつてのバンドでの活動による熱気がフィードバックされたのか、近年の70年代ロック/フォーク的な渋めの作風から、中期ペイヴメントの面影を感じさせる、ポップで軽快な楽曲が多くなったという印象だ。ベックの手堅いプロデュース・ワークも、マルクマスのレイジーさをうまく引き締めてアルバムに起伏をもたらしている。この組み合わせは吉と出た。好盤だ。

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