シカゴ出身の彼らが、新たなるメッセージを掲げてパンク・シーンに戻って来た。このアルバムは、彼らにとってインディからメインストリームヘの布石となるに違いない。彼らの政治観は左派寄りだが、ほかのポリティカル・バンドと比べるとよりパーソナルなことを歌っている。彼らが実際にイラク駐留兵から聞いた話を元にした曲もあり、その鋭いメッセージとポップ・センスはフガジを連想させたりもする。親しみやすいフックとスケールの大きなサビが楽曲の肝だ。彼ら自身はアンダーグラウンドから飛び出すのに躊躇してるかもしれないが、これだけのシャープな楽曲を揃えているのなら、あとは地上へと飛び出すだけだ。

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