完全に1980年代化する前は、思いきり破壊的だったディーヴォ。猥雑なユーモアで、不安定かつ聴かせどころ満載のガレージ・ロックに込めた、進化の終焉を売り歩くアヴァンギャルド・オタクだった。ここに収録されている1974〜77年のデモ集が、初めてリリースされたのは90年代。1975年の「Auto Modown」なんていう懐かしいナンバーもあるが、まるでレッド・ホット・チリ・ペッパーズの最新作から飛び出したみたいなサウンドだ。

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