今年は5年ぶりのアルバム発表が予定されているベック。このシングルでは“時が経つのを分刻みで数えている/氷の詰まった砂時計で”と彼が残り少ない寿命の不安を淡々と奏でる、やけに爽やかな響きのバラードだ。“ああ、なんと静かに僕らは行くのか”なんて、政府の監視体制や社会の崩壊を物語っているのだろうか。歌いっぷりはサーストン・ムーア的だが、幻想的なギターと1980年代風なプロダクションで贅沢に包む。

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