アール・スウェットシャツは、オッド・フューチャーの中ではいちばん頭の切れるヤツだと思われてきたが、それは確信に変わった。韻の踏み方も以前に増して巧妙だし、断固としてポップらしからぬビートは、ファレル・ウィリアムス、RZAとアール本人がコラージュ的に構築したものだ。「Chum」では“父さんが出て行って12年になる/俺を片親にしやがった/だから俺は本心じゃないのに「大嫌いだ」と言う”と淡々とラップする。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE