マルチ奏者のグレッグ･カースティンとシンガーのイナラ･ジョージからなるLA出身の男女デュオ。前作が日本でもヒットを記録した彼らから、約1年ぶりのセカンドが届いた。彼らの魅力は何と言っても、60年代ポップやジャズ・スタンダードからの影響を咀嚼したグレッグのスタイリッシュな音作りと、クールな質感のエレクトロニック・サウンドに人肌の温もりを与えるイナラのヴォーカルの絶妙な組み合わせだろう。本作でもそんな彼らの魅力は最大限に発揮されており、スタイリッシュでひねりの効いた上質なポップ･ミュージックを届けてくれている。
