エイベル・テスファイの声は大抵の人がうれしく思うこと(セックスをしたり、パーティではしゃいだり、友達と時間を過ごすこと)を悲しんでいるように聴こえる。そしてメジャー・レーベルと契約して世界ツアーを行う今、彼はがっかりしているに違いない。『キッスランド』は前作の気だるさを継承しているが、ソングライティングも乏しく、全体を通してゆっくりとした感覚だけが残る。ドレイクのゲスト参加だけが、彼を元気づけるものになっている。

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