通算7作目にしてのセルフ・タイトルは、ホリエアツシのentなど、個々のプロジェクトも活発になる中、これからもバンドが自身の核である90年代の英米を影響源とするロックを鳴らし続けると、力強く宣言しているかのようだ。もちろん、それは停滞を意味するのではなく、自らの道を行く確かな決意を示している。例えば、今年のフジロックにおけるフィーダーのように、いつでも安心してフェスのメイン・ステージを任せられるロック・バンドの存在は、日本の音楽シーンにおいて非常に貴重だと言えよう。

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