デトロイトの都市型バンドには珍しく、グルーヴを駆動させるエンジンのパワーが物足りない。アフロ・カリビアンを本気でやりたいのか、ヴァンパイア・ウィークエンド的にスマートにやりたいのか、そういった迷いがアルバムに出てしまっている。ラウンジーなジャズ(「Dark Water」)やファルセット・ディスコ(「War Zone」)も試してはいるものの、その軸足がもう少ししっかりしているほうが良かったんじゃないだろうか。

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