90年代のバンドでモグワイのように、映画三部作的な音楽を作り続けてきた連中は少ない。過去18年間、このスコットランド人バンドが作る音楽は、大空に轟く雷鳴のごときギターノイズから、後悔の念にかられながら道を歩く際のBGMのようなものへと変化。この8作目では、うねるギターと子供っぽいメロディ(「Simon Ferocious」「Deesh」)、うとうとするようなピアノのつぶやき(「Blues Hour」)などが物語を紡いでいる。

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