米フロリダ出身の4人組から届いた4作目。最初はエモ・バンドとしてスタートした彼らだが、ハードな演奏は捨て去り、情緒的なメロディの美しさのみを純粋培養してきたことで、独自の高みへと到達した。ヴォーカル・ハーモニーとそれの引き立て役に徹する音数を抑えた演奏は、透明感に溢れると同時に、濃密な叙情性を湛えている。コールドプレイやトラヴィスにも通じる極めて内省的な世界観。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE