「So Blonde」は2014年きっての1994年的ナンバーかもしれない。絞り出すように歌うのは、EMAことエリカ・M・アンダーソンで、サウスダコタ州から来たパンクの申し子だ。火傷しそうなグランジのギター・コードに、大都会で自分を見失う若者の姿をグシャッと乗せる。EMAの黒いカリスマ性が本領を発揮するのは、コートニー・ラヴのホールを彷彿とさせる「When She Comes」だ。ここに新たな“ミス・ワールド”が現れた。

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