Player Piano

Rolling Stone Japan 編集部 ｜2011/07/08 00:00

トロ・イ・モアが生演奏に活路を見出し、ウォッシュド・アウトがグロウファイのハイファイ化に成功した一方で、こちらのメモリー・テープスはチル・ウェイヴのポップ化に成功したといえるだろう。アウル・シティやパッション・ピットにも通じる、瑞々しくポップなメロディが、チープな電子音によってほんのり幻想味を交えながら奏でられる様は、前二者とは異なるベクトルでの進化を感じさせる。特に「Sun Hits」の躍動感は素晴らしい。さて、これを受けてネオン・インディアンは、はたしてどう出るか？

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