Rolling Stone Japan 編集部 |2011/07/08 00:00
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フォークトロニカと呼ばれる音楽の多くは良くも悪くもフラットで、感情表現に乏しい。一方、現在は高橋幸宏とのユニットTYTYTでも活動する宮内優里の最新作では、その高橋幸宏や原田知世、サケロックの星野源といったゲスト・ヴォーカルが参加し、記号の集積のようだった楽曲に、ほのかな体温を加えている。なかでも傑出してユニークなのがネハンベースのマモルのヴォーカルをカットアップした「iauiaou」。ゲストの歌を立てる形の他の楽曲と比べて、遠慮なくハサミを入れたのが吉と出たか。
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