今春、ウィズ・カリファが発表したストリートアンセム「ウィ・デム・ボーイズ」は意外で楽しい試みだった。しかしソロ5作目となる『ブラック・ハリウッド』の他の楽曲は、おなじみのフォーミュラどおり。自分がいかにハイになることが好きなのかを、甘い煙雲のように優しく包み込むビートに乗って歌う、単調で最高にイカしたフロウだ。「KK」は彼の最も愛するマリファナの種類(交配種=Khalifa Kush)へのラヴ・ソング。「ロウ」では、“マイリー・サイラスと飛行機を予約して、一緒に星空へと飛んでいく”と空想する。その旅についていきたくなるような1枚。

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