カレン・オーは、ヤー・ヤー・ヤーズの4枚の素晴らしいアルバムで叫び続け、ニューヨークのパンクの女神として君臨している。バンド外でも映画音楽からオペラまで幅広い活動を行っているが、『クラッシュ・ソングス』はずっとメロウな曲調だ。アカデミー賞にノミネートされた『her/世界でひとつの彼女』の主題歌「ザ・ムーン・ソング」と同様の無邪気な雰囲気が感じられる。「Day Go By」では恋にためらう心を歌い、ドアーズの「インディアン・サマー」のカヴァーでは、引きこもりの自分を鼓舞して夜の街に出かけようとしているようだ。

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