内紛で西洋音楽が放送禁止になり、音楽を演奏されることも禁じられたマリ共和国。そんななか、ロックやR＆Bを聴いて育った4人の若者が結成したバンド、ソンゴイ・ブルースがデビュー・アルバムを完成させた。彼らを見出したデーモン・アルバーンがゲスト参加して、ヤー・ヤー・ヤーズのニック・ジナーがプロデュースを担当。地元の酒場で伝統音楽を演奏して腕を磨いた彼らは、反復する強烈なリズムや個性的なギター・プレイなど、アフリカ音楽のエッセンスをモダンな感覚で消化。洗練されたサウンドにトライバルなグルーヴが力強く息づいている。
