ザ・デイ・イズ・ マイ・エネミー

今年で結成25年目を迎えるプロディジーが6年ぶりの新作を発表。かつてはケミカル・ブラザーズやアンダーワールドあたりと一緒に“デジタル・ロック”なんてふうに呼ばれたこともあったが、エレクトロニックなダンス・ミュージックとロックを合体させたストロング・スタイルに妥協なし。洗練や成熟に中指を立てるようにビートは地響きを立て、ノイズまみれのトラックが暴走する。複雑な進化を遂げてきたエレクトロニックな音楽シーンにおいて、ストレートな攻撃性で責めまくるあたり、彼らの根っこにパンクな衝動が息づいていることを再確認させるアルバムだ。

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