ダイナソーJrを出発点に、フォーク・インプロージョン、セバドーなどで曲を生み出してきたルー・バーロウ。なかでもソロアルバムの持つ親密な空気が、彼の歌には合っている気がする。6年ぶりの新作はゲストを交えず、ダイナソー再結成後の作品を手がけるジャスティン・ピッツォフェッラートをエンジニアに迎えて全曲ひとりで演奏。ギターの弾き語りや多重録音でバンドのダイナミズムを感じさせる曲など、90年代以降、ローファイの旗手として宅録で培った技術を駆使して、荒削りな音と演奏のなかに繊細な歌を聴かせてくれる。

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