マック・デマルコと交流が深いピーター・セイガーのソロユニット、ホームシェイクの新作は、タイトルどおり深夜にぴったりのムード。力が抜けたバンド・サウンドと怪しげなシンセが自家製R&Bを奏でるなか、ファルセットヴォイスが気だるげに揺らめく。スカスカなサウンドなのに、お腹いっぱいになるメロウネス。聴けば聴くほど、ハマっていく生温いグルーヴがクセになる。裏ジャケにはピーターがカップラーメン(真夜中のスナック)を食べている姿が写っているが、侘しくも官能的なローファイ・スウィート・ソウルはなかなかの珍味。

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