鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)と直枝政広(カーネーション)による異色デュオ、ソギー・チェリオスの2作目。音楽性や性格は違うものの、1959年生まれで同世代のふたりが、アイデアを持ち寄って曲を作り上げる。そこで生まれるケミストリーが彼らの魅力だが、今回はほぼすべての演奏をふたりだけでこなしていて、交互にヴォーカルを担当。前作よりパーソナルでふたりの歌心が濃密に寄り添っている。瑞々しさとメロウネスが同居した歌は、ふたりの音楽家が長い旅路の果てに辿り着いた新たなマイルストーンだ。

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