ロウは過去20年間、インディロックの世界のなかで最もミニマルな音作りをするバンドとして活動してきた。しかしそんな彼らが、11作目となる本作でよりポップに、大胆な一歩を踏み出した。「What Part of Me」は、アップビートなパーカッションとファジーなギターをフィーチャーした楽曲。現在のトップ40で主流のマキシマリズムに対する、彼らなりの返答のようだ。ゴスペル調でほのかにセクシーな「Into You」や、エレクトロ・インダストリアルのビートの「The Innocents」など、どの曲もすべて粒が際立っている。

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