80年代のパンクへのラヴレターだった『1984』をリリースして1年。テイラー・スウィフトの『1989』のカヴァーアルバムを携え、ライアン・アダムスが戻って来た。この最新作も最近のアダムスの楽曲に見られるような、トム・ペティやザ・スミスの影響を感じさせるものとなっている。「スタイル」の歌詞を変更、“君は『デイドリーム・ネイション』の顔つきをしてる”と歌い、ソニック・ユースのアルバムタイトルを織り交ぜるなど、遊び心溢れるライアン。しかし、本作で素晴らしいのは、スウィフトの楽曲だ。やはり“曲が何よりも先にくる”のだ。

RollingStoneJapan編集部

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