エイサップ・ロッキーのシングル「エヴリデイ」でサンプリングされたロッド・スチュワートのソウルフルなヴォーカルは最高だった。スチュワートは、9月に開催されたザ・フェイセズの再結成コンサートでも見事なパフォーマンスを披露。過去10年間、現代のシナトラとしてスタンダード曲をカヴァーし続けていた彼が、本作では再び曲作りに挑戦している。彼の声は相変わらず素晴らしく、「プリーズ」での高音は絶妙だ。曲がこれほど生ぬるいものでなければ、もっと良かっただろう。シナトラがなぜ作曲を他人に任せていたのかがよくわかる。

RollingStoneJapan編集部

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