『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』今年最大の話題作の裏側に迫る(前編):J.Jエイブラムス、出演者が語る制作秘話

我々がいるのはエイブラムスの制作会社「バッド・ロボット・プロダクションズ」のサンタモニカのオフィスに最近新たに建てられた一画だった。メインの建物は最新の注意を払い、おたくの幻想の場と定められていた。エイブラムスのオフィスだけでも『ミッションインポッシブル』の兵器“ラビット・フット”、『スーパー8』のエイリアンのキューブ、そして1981年の映画『ゴースト・ストーリー』のダグラス・フェアバンクスの頭部が置いてあるのだ。このとき、エイブラムスはバッド・ロボットの視覚効果チームを激励していた。チームはルーカスフィルムのスタジオ、インダストリアル・ライト&マジックと共に様々な時差を乗り越えて一緒に作業をし、映画を完成させているところだった。

starwarsDavid James/© 2015 Lucasfilm Ltd.

エイブラムスは、フォントデザインの会社で彼がずっと夢中になっているハウスインダストリーズのTシャツに、黒っぽいジーンズにブランドストーンの黒いレザーのブーツを履いていた。頭にはサンタモニカにある楽器店トゥルートーンのキャップをかぶっていた(エイブラムスは彼が制作したテレビ番組「エイリアス」と「フェリシティの青春」のテーマ曲を作曲している)。キャップの下のもじゃもじゃの髪はサイドを刈り込んだばかりで、頭頂部に向かって長方形になっていた。そのせいで彼はまるで生きたびっくりマークのようだった。

Translation by Yoko Nagasaka

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