パール・ジャムのB面曲ベスト10

第8位 「トレマー・クライスト<震える基督>」


『ヴァイタロジー<生命学>』収録のこの曲は、ジェフ・アメンとストーン・ゴッサードがメインで制作し、ビートルズの影響を強く受けた作品だ。「トレマー・クライスト<震える基督>は曲自体が自分で書いてできたようだった」とゴッサードは述べた。「基本的にほとんどがリフだった。ニューオーリンズのある蒸し暑く素晴らしい午後、俺たちは最高にクールなスタジオに行って、曲が吹き出るように生まれた」。彼らはこの曲を「スピン・ザ・ブラック・サークル<黒き輪を回せ>」のB面に入れ、モダン・ロック・チャートで16位に入った。この曲は最近ライヴで演奏されるのはまれで、ここ5年で披露されたのはたった3回だけである。


第7位 「イン・マイ・ツリー」

パール・ジャムが1996年に『ノー・コード』をリリースするまで、ヴェダーはロックスターであることにひどくうんざりしていた。我慢が限界を超えたのは彼の自宅に錯乱したファンが車で突っ込んできた時だった。この恐ろしい事件は『ノー・コード』収録曲の「ルーキン」で記録として歌われているが、彼の平穏とプライバシーを願う気持ちは「イン・マイ・ツリー」の歌詞の中でかなりはっきりと示されている。「新聞なんかどうでもいい/理性を壊されたくない/代わりに、葉っぱと話をしている」と彼は歌う。ヴェダーは実際、木の上ではなく、ハワイでたいていの時間を過ごすようになった。

Translation by Deluca Shizuka

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