ドキュメンタリー『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』に見る10の逸話

Keith Richards


8. キースはかつてあるブルース界のレジェンドの家のパーティに出かけていき、翌朝別のレジェンドの家で目を覚ましたことがある


シカゴ南部にあるマディ・ウォーターズの昔の家を訪ねたキースとネヴィル監督。キースは、ウィリー・ディクソンに連れられてその家で行われていたパーティに出かけた時の思い出話を始める。「着いた頃にはパーティはすでに盛り上がっていてね。それは覚えているんだ。だが、そこから帰った記憶がない(笑)。つぶれたらしいが、翌朝なぜかハウリン・ウルフの家で目を覚ましたんだ。それでもパーティは続いていたから、そのまま参加したさ!」

9. キースと父親は20年間疎遠だった

キースがロックンロールの夢を追求するために家を出た後、キースの両親は離婚した。キースは80年代に入り、20年間連絡を取っていなかった父親のバート・リチャーズと会うことにしたが、緊張のあまり「ロニー・ウッドを保護者として一緒に連れて行ったんだよ。そのぐらい怖かったってことだ!」と話す。だが結果的に、「強面」のウッドを連れて行く必要などなかった。20年ぶりの再会はハッピーエンドを迎えたからだ。キースは言う。「俺たちは和解した。その後の20年間、親父は俺の親友だった」

10. キースは引退を考えたことがある(!)

インターネット上では、キースは死なないんじゃないかとジョークまじりにネタにされたりするかもしれないが、当の本人は、少なくともミュージシャンとしては終わりにすることを半ば真剣に考えたことがあるという。「キースがある日、驚くようなことを言うから、二度とそんなこと言わないでくれと頼んだんだ」とスティーヴ・ジョーダンはその時のことを回想する。「つまり、「そろそろ引退してもいいかな」みたいなことをね。僕は完全にパニックになったよ!」。そういうスティーヴに対して、キースは「寝言だよ!」とごまかそうとしてはいるが。まあ、70代のロックスターだって、たまには70代の普通の男と同じようなことを考えると思えば、励みになると言えなくもない。

『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』はNetflixで日本語字幕付きで配信中。

Translation by Mari Kiyomiya

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