2010年代ベスト洋画ランキング トップ20

15位『インターステラー』(2014)
クリストファー・ノーランを視野が狭いと非難することはできない。彼は絶賛された『ダークナイト』3部作を完成させた後、人類を救うためわずかな望みをかけてワームホールを通過する宇宙飛行士チームを描く、非常に野心的な映画に着手した。ラストに近づくにつれやや混乱を招いたが、映画の一瞬一瞬に心を奪われた。
全世界興行収入:6億7272万17ドル
ロッテン・トマト満足度:72%
アカデミー賞受賞数:1/視覚効果賞

14位『007 スカイフォール』(2012)
1962年にジェームズ・ボンド映画の第1作が劇場公開されたとき、大統領はジョン・F・ケネディで、ボブ・ディランはニューヨークのコーヒーハウスで演奏していたし、ビートルズというイギリスの新人グループなどアメリカのほぼ誰も知らなかった。大方の予想を覆し、ジェームズ・ボンド・シリーズはまだ続いているどころか、かつてないほどの勢いを見せている。シリーズ第23作の『007 スカイフォール』はサム・メンデスが監督し、ダニエル・クレイグが3度目の主演を務めた。
全世界興行収入:11億856万1013ドル
ロッテン・トマト満足度:92%
アカデミー賞受賞数:2/主題歌賞(“Skyfall” アデル)、音響賞

13位『ツリー・オブ・ライフ』(2011)
テレンス・マリックのファンにとっては、かなり満足な10年間となっているはずだ。この監督は1974年から2004年までの間に、たった2本しか製作していない。しかし、2011年以降に2作品が公開され、さらに少なくともあと2作品が待機している。彼の2011年の映画『ツリー・オブ・ライフ』には、ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステインが出演。物語は、ある男のつらい子供時代と父親とのぎくしゃくした親子関係の記憶に焦点を当てている。いわゆる商業映画とは程遠いが、間違いなく素晴らしい作品だ。
全世界興行収入:5430万3319ドル
ロッテン・トマト満足度:84%
アカデミー賞受賞数:0

Translation by Sayaka Honma

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